いやー、もうSFです。
まずこちらのNASA公式チャンネルの動画をどうぞ。
今回の火星探査機着陸のイメージ動画(CG)です。
NASA's Mars 2020 Perseverance Rover Landing Animations
かっけー!
特に降下ステージが逆噴射しつつスカイクレーンで探査機を降ろして再上昇するところとか、もう完全に映画の世界。
サンダーバードが脳裏をよぎる!
で、先日(2/23)実際にこのミッションが成功したと。
その時のライブ映像がこちら。
Perseverance Rover’s Descent and Touchdown on Mars (Official NASA Video)
当日、めっちゃワクワクしながら見ておりました。
さらに後日、探査機が撮影した高画質写真が公開されました。
こちらのページで閲覧&ダウンロードが可能です。
※約4億画素のtifデータ(36952x11570で610MB)もダウンロード可能
フルHDサイズに縮小してみたのがこちらです。
※高画質Tifデータは、これの縦横ざっと20倍の大きさ
で、これらの動画とか写真とかをあれこれ見ていたら
気になることが出てきたんですよね。
まず最初の着陸動画。
1.細いケーブルのもつれ
2.降下ステージの噴射
1.細いケーブルのもつれ
降下ステージはワイヤーで探査機をぶら下げています(スカイクレーン)。
探査機自体を支えている懸架ワイヤーが3本と、
白くて太めの電気系ケーブルが1本あります。
で、その電気系ケーブルに沿うようにして細いケーブルが1本あります。
多分もつれ防止等のためのガイドケーブルかと思います。
これらは、
・探査機から降下ステージを見上げた映像(上向き)
・降下ステージから探査機を撮った映像(下向き)
のそれぞれに映っています。
【ここが疑問】
上向きの映像ですと、この細いガイドケーブルが千切れて3本ある懸架ワイヤーの1本にからみついてブンブン荒ぶってます。
しかし下向きの映像では全くそんなことはなく、電気系ケーブルに大人しく寄り添っています。
そんなにめちゃくちゃ長いケーブルでもないはずなので、「画角の関係で映らない」というのは考えにくいと思うのですが、どうしてこうなるのか?が分かりません。
2.降下ステージの噴射
降下ステージはスカイクレーンで探査機をぶら下げつつ、
強力な逆噴射で音速付近から速度ゼロまで短時間で減速します。
【ここが疑問】
で、当初のCGと実際の映像を見比べると、実際の映像には逆噴射しているはずのノズルに一切の光が見えないんですよ。
降下ステージの四隅に2基づつ、計8基もあるノズルのどれにも何かが燃焼しているようなものが一切見えない。
燃料とかによっては炎がほぼ透明になることはあると思うのですが、それにしても全く見えない。
僕の目が悪いだけですか?
そして高画質写真。
写真に白い四角で示した辺りに「ん?」なものが。
左側の四角いところがこんな感じ。
右側の四角いところはこんな感じ。
何か変なの見える!(笑)
何だこれ?
少なくとも右側のは岩じゃないよね?
そして探査機上
3本の懸架ワイヤーと1本の電気系ケーブルはそれぞれこの位置に接続されていて、着地と同時に切り離されてるようなのですが、
写真の上の部分を見ると、赤丸で囲った部分がね、
バッサリ切られているんですよ。
こういう言い方はNASAの方たちに失礼かとも思うんですが、
雑じゃないですか?(笑)
なにこの切りっぱなしw
左の電気ケーブルは切断面むき出しだし、
右の配管ぽいものも「切っただけ」で全パイプが開放状態。
大気中のあれこれの成分と、中の配線(金属だよね?)とか反応しないんですか?
パイプに砂塵とか入っても大丈夫なんすか?
すみません。あくまで素人考えなので
分かってないなー
なことばかりかもしれませんが、
不思議なものは不思議なのです。
こういうことに詳しい方、
いらっしゃいましたらコメントで教えて下さいな。
よろしくお願いします。