【 名古屋テレビ塔 】
東京タワーの原型となった、日本で最初の集約電波塔。
1954年竣工
高さ180m
地上90mに展望室スカイデッキ
その上に、屋外に出られるスカイバルコニー
2020年、免震装置を備えリニューアルオープン
2021年、呼称を「中部電力 MIRAI TOWER」に改名。
名古屋で生まれ育った身としては非常に馴染み深い施設なのだけれど、
身近であるが故にそう頻繁には行かない。
たまたま娘が学校の課題でTV塔を題材に選び、
「よく分からんから一緒に付き合え」
と言ってくれたので、カメラ持って随伴させて頂くことにした。
課題の作成に当たって写真も撮るのだと言う。
ならば変化のある良い感じの時間帯に行こう、ということで
日没前くらいに現地到着。
んーー、久しぶりに来た。
日没前とは言え、西の空を見ると
「さぁ、これから暮れるよ。」
な感じであります。
「青空」から「夕焼け」にバトンタッチするこの時間帯は、
目立ちにくいのだけど空全体が虹色に染まる。
TV塔の近くにある「オアシス21」という施設には、「水の宇宙船」と呼ばれる地上14mの高さに設けられたガラス製の遊歩道がある。
その中央には水が張られており、地上からその波紋が透けて見える。
この時間、その波紋もゆるく虹色に染まる。
写真では彩度(色の濃さ)を上げて虹色のグラデーションを分かりやすくしてみた。
上に上がった景観はこんな感じ。
目的地であるテレビ塔(MIRAI TOWERという名前に馴染めてない)は
すぐ目の前で、望遠レンズを使えば細部も確認出来る。
これはスカイデッキとその上のスカイバルコニー。
塔の先端は元々の電波塔の形をそのまま残している。
小さな輪っかみたいなのは何なのだろう?
脇に目をやると、そこは「栄(さかえ)」という名古屋の中心地であり、
ビルに併設された観覧車が、西日の中でゆっくりと回っていたりする。
「水の宇宙船」の外周である遊歩道部分はガラスで出来ているので、
こんな風に景色がきれいに映ります。
娘は娘で自分のスマホでバシバシ写真を撮っている。
特に写真好きというわけではないけれど、絵心はしっかりあるので
きっといい感じの写真を撮っているのだろう。
と、不意にハトさん登場。
鳥にしてみれば「大きな池」だ。
ハトや雀の恰好の水場になっている。
「ん?撮ってる?」
「落ち着かん!」
さて、水の宇宙船から地上に降りて一服。
よし、ではテレビ塔に向かおうかね。→ 次回、2 of 4 へ!