思ったことなど置いてみる

写真とか料理とかバイクとか

文法とか 構図とか

娘が勉強しているのに横からチャチャを入れたりします。

完全に邪魔をしています、すみません。

 

「文法がよくわからん」

ある時、娘が言ったのです。

 

うん、俺もわからん(笑)

 

そもそも言語というのは自然発生的なものであって

文法ありき

で成り立っているわけじゃない。

 

「うーわ、やっべ。」

とかを文法を意識して喋ってる人なんていない(と思う)。

 

まず沢山の言葉があって

その言葉の中にある法則性を抽出したのが「文法」

だと思うんですよ。

 

文章を書く時にテクニックというのはあると思います。

修辞法とかレトリックと呼ばれるものが代表的でしょうか?

ja.wikipedia.org

ここから抜粋してみると、

比喩
 直喩法
 隠喩法 
  換喩法
  提喩法
  諷喩法
擬態法
 擬態語・擬音語・擬声語
擬人法
 擬物表現
 生物形象・無機物形象(擬人表現と擬物表現の逆相関)
倒置法
反復法
同語反復
首尾同語(反照法)
体言止め
反語
呼びかけ
パラレリズム
 対句
押韻
語句の挿入
省略法
緩叙法
漸層法
対照法
敷衍(ふえん)
パロディ
畳語法・畳句法・畳音法
疑惑法
誇張法
列挙法・列叙法
折句
史的現在
撞着語法
頓降法/漸降法
 頓降法
 漸降法
黙説
冗語法
転用語法

 

などがあるのだそうですが、抜粋するだけで疲れるわ。

 

ではこれらの方法を使えば

 上手な文章 

 分かりやすい文章

 伝わりやすい文章

 豊かな表現の文章

 感動する文章

 面白い文章

などが書けるのか?

というと、

「そんな訳ないでしょ」

としか思えない。

 

 

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で、

これを写真に当て嵌めてみると

いわゆる「構図」の話になるのでしょう。

 

代表的な構図を調べてみると、こんなのがあるのだそうです。

 日の丸構図
 額縁構図
 サンドイッチ構図
 トンネル構図
 三分割構図
 二分割構図
 放射構図
 三角構図
 対角線構図
 アルファベット構図
 黄金分割点

 

あっはっは、

日の丸と額縁と三分割くらいは知ってたけど、

あとは知らん。

 

「写真は構図ありきだ!」

と力説する方もいらっしゃるのですが、

それって

「文章表現は修辞法ありきだ!」

と叫ぶのと似てるというか同じと言うか、

要は

「順番が逆だよね」

と思うわけです。

 

文章であれ写真であれ、

1.あーでもないこーでもないと自分の中にある物を捻り出してみて

2.何だかんだと試行錯誤を重ねて

3.自分が表現したいものを掴んで

4.それをどうやって表現するかをまた試行錯誤する

っていうのが普通の流れじゃないですか?

 

・テクニックを並べて

・どのテクニックを使うのかを考えて

・より効果的な適用方法を選ぶ

ていうのは少なくとも先の手順の4以降でしょうし、

「どのテクニックもピンと来ない!」

ってのも普通じゃないかと。

 

最初から

「こういうものを撮る時は、この構図(テクニック)を使うべし」

「こういうテクニック(構図)は初心者的でよろしくない」

みたいなステレオタイプなアプローチって違うよなと。

 

更に言うと、

「捻り出す」「試行錯誤」な部分こそ楽しい

と思うのですが変ですか。

 

というようなことを、

「写真の撮り方」

とか

「基本の構図◯◯選!」

とかっていう本のタイトルを見る度に思っている方、います?

( ̄▽ ̄;)