何年も前の話になるけれど、バイクで京都に行った時、
いわゆる「町家」を改造した宿に泊めさせてもらった。
宿の主人にバイクをどこに停めればいいのか尋ねると、
「近くに駐車場もあるが、入るなら玄関に入れてもいいです。
その方が安心でしょう。」
と言って頂いた。
お言葉に甘えて、ハンドルの幅ぎりぎりの玄関からバイクを押して「よっこらしょ」とお邪魔した次第。
町家の佇まいとバイクの取り合わせは、なかなか面白かった。
バイクの色が白・赤・黒と和風なこともあって、
不思議なマッチング具合が見られた。
風呂から上がって、廊下の先のタタキにバイクが見える不思議感。
お世話になった宿は、伏せときます。
今もバイクを入れさせてくれるかは分からないし、このブログを読んで「停めさせて」と言い出す人がいないとも限らない。
あくまでも「一つのラッキー」だったということで。
停めさせてもらっておいて何だけれど、似たような宿を見つけても玄関扉の幅を考えると「やめた方がいいよなぁ」というのが率直な気持ち。
なので「入れさせてくれや」とか、無理は言わないようにね。