短い梅雨が明けて40℃近い猛暑の日が続いています。
もうすっかり35℃という気温が珍しくなくなってしまいました。
さて、
夏の暑い日にバイクで走っていると、
「バイクって涼しそうでいいよねぇ」
と言われたりします。
パッと見の雰囲気でそう見えるのかもですが、
涼しくなんかありません。
涼しくないだけでなく、そこには危険な状況があります。
気温が20℃台ならまだ涼しいわけですが、30℃を超えた晴れの日だと
舗装された路上の気温は40℃あるいはそれ以上になります。
その体温を超える熱い空気の中を身体むき出しで走っているわけです、バイクは。
しかも屋根なしなので、思いっきり日向。
早い話、日向で温風乾燥機にずっと当たり続けているのと同じです。
暑いので汗をかきますが、あっという間に乾いてしまうので汗を体感できません。
「あっという間に乾く=気化熱で体温を奪われている」わけですが、温風なので涼しくはありません。
でもとりあえず熱がこもる事はないので、炎天下でじっとしてるより
体感的には楽(これが罠)。
実際には
体温と水分が、物凄い勢いで奪われています。
何せ、温風乾燥機ですから。
自分が感じている以上に体温と水分を奪われ続けている。
そしてそれを自覚出来ない。
メッシュのウェア等(長袖)を着ていれば
直射日光と温風の直撃をある程度避けることが出来ます。
しかしTシャツ1枚のような薄着(しかも半袖)で乗っていれば
直射日光と温風の直撃を受け続けることになります。
そして直撃を受けていてもダメージを感じにくい。
街中を短時間走っているならまだいいかもですが
・高速道路を使う時や
・郊外の「気持ちのいい道」を走る時は
注意してください。
あなたは、自分が思った以上に
冷えて乾いています。
涼しい所に入って
温かい物を食べたりしましょう。
ラーメンとかの汁物がいいかもですね。
水分をしっかり摂って、でも冷たいものはあまり沢山飲まないように。
どうか、お気をつけて。