「あー、そういうことね、わかったわかった。」
人の話を遮ってこう言うのだけれど、その理解が間違ってる人。いますよね。
そういう人に「それは意味を取り違えているよ」と言っても通じない。
例え話とかで言い換えたり、簡素化した概念図で説明したりすればあるいは伝わることもあるけれど、こういう人は自分の理解に強い自信を持っていて、決して自分の理解を疑わないからめったに成功しない。
思うにこれは「方向音痴」に似ている気がする。
「これさ、道、違うんじゃない?」と言っても
「大丈夫、こっちで合ってる」と
自信に満ち溢れたまま迷子になる。
自分の判断が「ひょっとしたら間違ってるかも」とか、「本当に大丈夫だろうか?」という自己フィードバックが弱い。
だから道が違ってることに気づかない。
この「間違ってるかも」とかというのは、自信がないというのとは違う。
「自己フィードバックによって間違わないようにする自分の力」にこそ自信を持っているのだ。
そして「あー、わかった」な人が間違う要素がもう一つある。
そもそも相手の話をちゃんと聞いてない
これ。
要は相手を小馬鹿にしている。
「こんなやつの言うことなど、俺はすぐ理解できるのだ。」
と思っているのだろう。
こういう輩は、もう本当にどうしようもないのだけれど、けっこういるんだよね。