クリスマス。
いわゆる「クリスマスソング」が街に流れる。
ポップスもあれば昔ながらの賛美歌もある。
頭の中で真っ先に再生される曲があるのだが、巷ではめったにお目にかからない。
God merry rest ye gentleman
邦題 よろこべ友よ恐れなく
遥か昔にフォークソングのイルカが出した「ボヘミアの森から」という
ホワイトアルバムがあった。
いわゆる「レコード」。
レコード盤本体まで真っ白なクリスマスアルバム。
今も押し入れの奥に眠っているが、レコードプレーヤーが無いのでCDを借りてきてiPhoneに落とし、今でも聞いている。
このアルバムの１曲目に、先の「よろこべ友よ恐れなく」が収録されていた。
イルカの歌声はクリスマスらしからぬ勇ましさで、それまで全く知らなかったこの曲が強く耳に残った。
AmazonMusicやiTunes等でも見当たらないのでまともなリンクが貼れないが、このサイトで45秒の視聴は出来る。
最近だとPTXが歌っているのがいい感じかな。
[OFFICIAL VIDEO] God Rest Ye Merry Gentlemen - Pentatonix
別にクリスチャンではないけれど、子供の頃に教会に出入りしていた。
親に行かされていた英語の塾があっただけなのだけど、東海地区でも有数のカトリック教会で、子供ながらにその造りに圧倒されていた。
現行の大聖堂。昔からこの姿。
この中を走り回って怒られてたｗ
大聖堂に入ったところ。
空気が変わる。
正面や左右、いたる所にあるステンドガラス。
そこから振り向くと、2階には大きな大きなパイプオルガン。
ここで弾くらしい。
思ったよりもシンプルな感じ。
キリスト教が云々という話はしたくない。
でもこういう空間というのは自分にとって異空間であり非日常なもので、そういうものに子供の頃に触れる機会があったのはラッキーだったと思う。
クリスマスのミサにも（クリスチャンじゃないのに）一度参加したことがある。
街中のクリスマスとは違う本来のクリスマスの姿がそこにあった。
クリスマスパーティーとかも楽しくていいけれど、自分の中にあるクリスマスの曲に耳を澄ませて、こういう場所で静かにすごすクリスマスというのも一興かと思う。
Merry Christmas.
