幼稚園・小学校と、
なぜか教会に縁があった。
両親も自分もキリスト教徒ではなかったのだけれど、幼稚園は「聖母幼稚園」という名古屋で最も古い教会(なんと、畳敷きだ。)と併設されていたし、小学校の頃は「カトリック布池(ぬのいけ)教会」という大きな大きな教会がやっていた塾に通っていた。
ここだけ見ると由緒正しいキリスト教徒のように見えてしまうのが申し訳ない。
幼稚園は今はもう無くなってしまって「カトリック主税町(ちからまち)教会」となっているらしい。
大きな大きなカトリック布池教会は、今もその勇姿を保っている。
小学校の頃は、この大聖堂の中を走り回って遊んでいた。
そういう環境だったので、クリスマスとキリスト教は自然に結びついていて、子供心にもそれは「静かに祈る時間」と認識していた。
中学に上がると、学校が仏教学校になった。
「クリスマス?いやいやお釈迦様がお生まれになった花祭りを祝うのだよ。
天上天下唯我独尊なのだ。」
すごい温度差。
これが高校まで続く。
結局、未だもってこれといった信仰は持ってはいないのだけれど、幼稚園~高校卒業までの体験を通して、キリスト教であれ仏教であれそれぞれのやり方で祈りの時間を持つことは同じなのだな、というのは肌で感じることが出来た。
そのせいもあるのだろうか、いわゆるクリスマスパーティー的なものに違和感を持ってしまう。
なぜパーティー?
どうして騒ぐの?
批判も非難もする気はなくて、シンプルに不自然に感じてしまう。
子供の頃の教育というのは怖いね。
理屈抜きで不自然に感じるのです。
成人してから布池教会のクリスマス・ミサに行ったことがある。
ミサに参加させてはもらったが、ちゃんとは理解していない。
ただ何某かの祝福は頂いたようだ。
今日、12月24日。
カトリック布池教会ではクリスマス・イブに「主の降誕前夜ミサ」が行われる。
コロナ禍の下で、信徒でもない者が教会に赴くことは差し控えるべきと思うのだけれど、幸いなことにこのミサはYoutubeでライブ配信されるらしい。
布池教会のホームページ(のトップページ下段)に開催のリンクがある。
時間は18時・20時・22時の3回だそうだ。
キリスト教徒ではない自分が言うのは筋が違うかもなのだけれど、本来のクリスマスの一面を垣間見ることは出来るかもしれません。
お時間があれば、この機会に是非。
メリー・クリスマス