6月20日の夜。
夜になると雲が切れて晴れる予想が出ていたので、
「天の川が写せるか試してみよう。」
と、知多半島南端の師崎港に出かけてみた。
現地について空を見上げるが、雲がなかなか切れない。
たまたま出会った自転車に乗って写真を撮って回っているという猛者な男性と小一時間も立ち話をしていると、少しづつ雲が晴れだした。
「では、私は別の場所に移動しますので。」
自転車の人はそう告げて去っていった。
きっと、とっておきの場所があるのだろう。
それからほんの15分ほどだけれど、雲が切れた。
街の灯りの影響で空が明るいのでほんの僅かにしか見えないけれど、うっすらと雲のように天の川が見えた。
その「うっすら」を撮って、がんばって現像したのがこちら。
あれこれ現像してみて、もっとクッキリ天の川を浮かび上がらせるようなこともしてみたのだけれど、やはり元々が「うっすら」なので「まぁこんな感じかな」になりました。
自転車の人と会ってなかったら、諦めて帰っていた。
あの人のおかげだねぇ。