先日、思い立って計算してみたわけですが、
今回は測ってみました。
何を測ったかというと
日本列島の東側の海中にある、でっかい溝(みぞ)のことです。
最も深い場所は、水深8,020m。
富士山の高さが3,776m、エベレストの高さが8,848m。
世界で最も深い海はマリアナ海溝の10,911mで、
日本海溝は世界でも十指に入るほど深い場所といえます。
もう少しアップで見てみましょう。
深っ!
水深8,000m怖っ!
な感じですよね。
では、試しに
水深10,000mに相当する距離を
この画像上で測ってみましょう。
上の方の短い横棒、これが10,000m=10km。
あれ?
短くないか?
右に見える日本海溝が水深8,000mなんだよね?
これG○○gleマップですから、当然「距離を測定」は正しいわけです。
つまり
「海底のCG描写が大げさに誇張されている」
ということです。
ちなみに海洋の平均水深は3,800m。
これくらいです。
「10,000メートル」とか
「エベレストより深い!」とか言われると
ふわぁ~~~
となりがちですが、
10,000mは10kmです。
ご自宅から10kmって地図でどれくらいか見てみてください。
そんなに遠くはありません。
もう一度10km=10,000mの距離を見てみましょう。
これを頭に置いて、地球を俯瞰してみましょう。
つまり
海の深さというのは、ヒトにとっては非常に深いものですが
地球レベルで見た場合には、薄い皮膜程度しかない
ということですね。
青い星、地球。
豊かな水に満たされた惑星。
そういうイメージがあります。
もしも海の水が干上がったら、
ものすごい凸凹な荒れた地表が
現れるように感じますが、
実際には表面の色が変わる程度なわけです。
こちらをご覧ください。
USGS(The U.S. Geological Survey)、米国地質調査所のサイト(govドメイン)に掲載されている、地球上の全ての水を集めた場合の球体の大きさの画像です。
球体は3つ。
一番大きいのが、とにかく全ての水を集めた場合の球体。
本文から抜粋(機械翻訳)
この球体には、海、氷冠、湖、川、地下水、大気中の水、さらにはあなた、あなたの犬、そしてあなたのトマト植物のすべての水が含まれています。
隣の小さい球体は、全ての淡水を集めた場合の球体。
そしてその下にある小さな小さな球体は、淡水のうち湖や川にあるものです。
ソースはこちら。
常識というか何というか
頭の中にあるイメージって
案外あてにならないこともあるんだなぁ、
と思ったのでした。