PCのUSBポートありますよね。
このUSBポートに様々な機器を繋いで充電したりするのは既に日常のことです。
で、USBポートにはこのような ↓ 稲妻マークの付いたものがあります。
これは「PowerShare(パワー・シェア)」という機能を持ってる印です。
PowerShare機能というのは、
「PCの電源を切っていても、このポートからは充電出来るよ。」
という便利機能。
充電に長時間かかるものや、寝てる間に充電しておいて欲しい機器とかにはとても便利です。
で、昨日手持ちの機器を充電しておこうと、PowerShare対応ポートに繋いで寝たのですが、翌朝見ると充電されてない。
え?
ダメじゃん。
PowerShare機能がオンになってないよねこれ。
てことでBIOS設定を直そうと思ったのですが、先日PCを買い替えたのでBIOS起動の方法が分からない(笑)
Webで検索して「なんだ、F10で同じやん」とあっさり分かったのですが、
その検索の中で、気になる記事が散見されたのです。
けっこう多くのWebページで
PowerShare と
セレクティブサスペンド が
混同されてたんですよね。
セレクティブサスペンドというのは、PCを使用中に一定の時間が経つとUSBポートへの電源供給を切る機能で、例えばアクセスの無いHDDとか指紋認証デバイスとかへの電源供給を中断(サスペンド)することで消費電力を抑えようね、というものです。
これに対して先程のPowerShareは、電源を切っているPCのUSBポートに電力を供給する機能です。
整理すると、こうなります。
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セレクティブサスペンド PoweShare
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PCの電源が オンの時に オフの時に
USBポートへの 電力を切る機能 電力を供給する機能
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完全に真逆。
どうしてこれを間違えるの?
そして、
セレクティブサスペンドの設定はWindows10の設定から行いますが、
PowerShareの設定はBIOS(バイオス)設定で行います。
設定手順もまったく違ーう。
繰り返しますが、
どうしてこれを間違えるの?
考えられる原因は、
日本語の理解力に問題がある
くらいしか思いつきません。
PC販売店のサポートページでさえ間違えてたりします。
IT業界全体でこういう意味の取り違えというのは非常に多いのですが
改めてひどいなと感じたのでした。
orz