先日1月20日、リコーイメージングが来期からの販売体制についての発表を行った。
ビジネスとしてこれが正しいのかどうか
つまり数字的な成果がどうなるかは現時点では分からない。
<抜粋>
今まで弊社はPENTAX及びGRブランドへのお客様の強い想いを感じ取りながら事業を行ってきました。 その想いにできる限り応えていきたいと思う一方で、大量生産・大量販売を基本とする従来のやり方が、昨今の市場環境の変化に馴染まなくなりつつあることを感じています。
しかし、人々が写真を撮り、それを分かち合い、楽しむ活動はむしろとどまるところを知りません。我々はそのようなお客様の多様化した要望に丁寧にお応えしながら、お客様と共に新たな道に挑戦します。
カメラに於いて、あるいは他の分野であっても「技術」というものは大事なものだけれど、それより更に大事なものは「想い」というアナログな部分なのだろうと思う。
それは「事業」という数字が前提となる世界とは相反するものだけれど、ネットを利用した販売コストの削減/合理化や顧客とのコミュニケーション深耕によってその相反を乗り越えたいというこのプランには大きく期待したい。
「技術」は「利用するもの」であるが故に、常に利用者が上位に立つ必要がある。
「『技術的な正解』が『利用するものとしての正解』であるとは限らない」
という当然のことは、IT業界の開発現場に於いても見失われがちだと感じている。
・技術のための技術
・技術的正解のみを追う技術
・利用者を「技術を持たない者である」という理由で下に見る技術者
そういうものが、これ以上増えないことを祈りたいのだけれど、
既に暴走状態に突入しているようにも見えるのは私だけですか?