楽器で音を出すことが好きだ。
習ったことなどないし、
楽譜も読めないし、
特別な才能なんて無いし、
出せる音だって少々しかないし、
人に聞かせられるような代物でもないけれど、
音を出すのが好きだ。
例えば管楽器で一つの音をロングトーンで吹くだけでも楽しいと感じる。
上手いとか下手とかではなく、ただ「楽しい」。
こういう感覚を共有できる方、いますか?
昨日、管楽器が好きな娘や甥っ子を集めて「楽器を鳴らす会」のようなものをやった。
きっかけは、先般娘②にアルトホルンを買ったことなのだが、
この娘②と同じく娘①や甥っ子も小学校の頃にブラバンに席を置いていたものの、中学以降ブラバン環境が無く、でも管楽器は吹きたいと思って手頃な価格の楽器を手にいれたりしつつも、それらを吹ける場所や機会に巡り会えずにいた。
で、とりあえず周囲の家が音に寛容な自分の実家に集まって「楽器を鳴らす会」をやってみたのだ。
自分はというと、左手人差し指を包丁で怪我してしまったので手持ちの楽器は吹けず。
でも何も無いと寂しいのでメロディオン(いわゆる鍵盤ハーモニカ)で参加w
これなら右手だけでOK。
「合奏」とかまで行かない。
各人が適当に鳴らしていて、時々同じ曲を弾く程度。
でもね、
楽しい。
甥っ子:ギター(本来はユーホニアム)
娘②:アルトホルン
娘①:トロンボーン
自分:メロディオン(笑)
何一つ統一性がないけど楽しい。
もちろんシンセとかでもいいと思うのだけど、要は音楽って楽しいんだよね。
最近、カラオケとかも激減してて、歌ひとつでも歌える場所がなくなりつつある。
あのカラオケの「点数」とかも「上手い下手基準」の考え方を増長してるのかもね。
音を出すのは楽しい。
声はもちろん、
打楽器でも
管楽器でも
弦楽器でも何でも
とにかく楽器から音を出すこと、それ自体が楽しい。
音楽は「上手い人だけのもの」でもないし、
「上手い人のを聞くだけのもの」でもあるまいよ。
もっと気軽に音楽と接することの出来る世の中になったらいいね。