「またお前は面倒くさいことを」
そういう声が聞こえたような気がしつつ書いています隻ですこんにちは。
さて、変な話をします。
今は「寒い冬」だとしましょう。
ここに、いくつかの状況があります。
１．凍てつく荒野で銃を抱え、敵の銃撃に恐怖しながら戦ってる。
２．暖房などない寒い部屋で病気と飢えに苦しみながら、薄い毛布に包まっている。
３．暖かい部屋でTVを見ながら猫を抱いてみかんを食べてる。
「現実を見ろ。」
と言う人がいますね。
そういう時の「現実」って１．２．３．のどれでしょう？
多くの場合、「１」や「２」じゃないですか？
少なくとも「３」の状況を指し示す人は、まぁ居ないでしょう。
逆に「３」の状況にいる人のことは
「この平和ボケが！」
などと非難されることが多いように思います。
でも、実際には１も２も３も全て現実なわけです。
要は
「どれが本来の姿であるか」という本人の考え方が
「どの状況に軸足を置くか」という本人のスタンスが
「現実は『これ』だ」
と決めているに過ぎません。
・辛く苦しい状況を現実と捉え、平和でのんきな状況を非難するか。
・平和でのんきな状況こそを現実と捉え、苦しい状況はやめようと言うか。
どちらに軸足を置くかは本人次第。
決めるのは自分。
もちろん
自らの状況を選べるとは限らない。
むしろ選べないことの方が多い。
でも、その「置かれた状況」を
「あるべき正」と考えるか、
「早くやめるべき誤」と捉えるかは、
けっこう大事なことだと思うのですよ。
ただ、ここで間違ってはいけないことがあります。
それは
「事実認識は、出来るだけ正確に。」
ということです。
「つまり置かれている状況はちゃんと把握しようね」ということ。
安心出来る状況を望んでいても、
平和な日常を望んでいても、
それは「現実」ではなく、「望み」でしかありません。
慣れ親しんだ日常。
「あー、もうホントに！」と言いながら、でもいつも通りの暮らし。
今まで勉強してきたことが、そのまま通用する世界。
安心できる。
ここがいい。
そして、それを裏付けてくれるような情報。
楽しいバラエティーショー
アニメ・映画
「あー、やっぱそうだよね」と思えるニュース
安心出来る情報たち。
そういう物を見ていると、思えますよね。
安心出来る。
わからないものなど無いのだ。
いつも通りの事だ。
大丈夫、いつもの「平和な日常」だ。
そして、ですね。
この「平和な日常」を脅かす情報が
陰謀論 とか
トンデモ話 とか呼ばれるわけです。
荒唐無稽な話が多いと思います。
完全な作り話や、詐欺まがいの話も多いですね。
下手な合成写真とか動画とか、見てて情けなくなるものも少なくない。
まぁ、半分ゴミ溜めみたいなものかもしれません。
では、テレビとかが提供してくれる情報だけが、
専門家や先生や大臣や公的機関などの情報だけが、
本当の情報だ
と思いますか？
思ってても別に問題は無いですが、
それって
広い広い宇宙、生命は地球にだけあるのだ
と言ってるのに近いように感じます。
見えてないものなど無いのだ。
自分が知ってることは全て正しいのだ。
違うか、逆か、
「見えてるもの」こそ「ある」のだ。
「正しいこと」は「自分が知ってること」なのだ。
誰かが整理してくれてるわけではなく、
何だか分からないものだらけで、
理屈に合わないことだらけで、
不安定で、
見えてるものが本物か偽物かもわからない。
宇宙ってそうでしょ？
あれ？
陰謀論に似てますね、宇宙。
うっかり踏み込むと危ない。
日常の常識など通用しない。
安心など出来るわけがない。
上も下も無い空間に、大きな地球が浮かんでるんですよ？
太陽なんて地球の１００倍も大きいんですよ？
太陽系は銀河の一部で
銀河は銀河団の一部で
まぁ、トンデモない。
飲み込まれないよいに
方向を見失わないように
でも方向にこだわらないように
注意深く見てみると、たまには良いものが転がってるかもしれない。
未知の領域
知らない世界
あるかも／無いかもしれない世界
でも、もしもそこに「ある」のなら
それもまた「現実」、でしょう？
「現実」の領域を固定する方向性と
「現実」の領域を広げる方向性があるのなら、
私は広げる方向性の方が好きなのですよ。
注意して
飲まれたり見失ったりしないように
ですけどね。
くだらない長話は以上です。
失礼致しました。
