思ったことなど置いてみる

写真とか料理とかバイクとか

学校で陽性者発生(更新、というか着地点)

 

【更新:今回の着地】

 

子供を休ませた当日。

友人による話だと、登校した生徒は6割程度だったらしい。

つまり

4割程度の生徒(家庭)は自主的に休んだ

ということです。

早退した生徒も居たらしい。

想像以上に休んだ生徒が多かったことに驚いたのかもしれない。

 

そして昼頃になって、やっと

・本日は午前授業に変更すること

・昼食は自宅で取れるようまっすぐ家に帰ること

 ※いや、生徒は弁当持参してたよね?
  要は会食の危険性を回避させたんだよね?

との指示を出した旨の連絡が入った。

 

 

この対応は、ぶっちゃけ

「生徒を登校させたのは間違えでした。」

と言ってるのと同義で、それはつまり

「陽性者が出た場合の対応について事前検討してなかった」

ということがバレたということでもあります。

 

 

「平常性バイアス」やら「同調圧力」やらを乗り越え、

登校せよという学校の意向に反して

4割もの家庭が休むことを選択した状況で、

一旦は「平常通り登校」を指示し、

いざとなったら「すぐ帰れ」という

この対応のお粗末さは、学校に対する信頼の一部を失わせました。

 

 

夜8時過ぎになり、第二報が入った。

・健康観察が必要な方への連絡は終わった

・連絡が無かった方は必要以上に心配しないこと

・学校と保健センターが感染予防に努めている

・消毒作業は終えた

 ・週明けからは通常授業を再開する

等の内容だった。

 

関係各位が尽力頂いていることは十分理解するし感謝もしているつもりですが、

当該学年/クラス、本人の状態等の具体的事象を一切伏せたこの対応方法は、

全ての状況判断は学校が行うのだ。

と言ってるのと同じです。

 

「いや、そうではない。当事者個人あるいは当該集団を風評被害等から保護するために、特定可能情報の拡散を可能な限り制限しているのだ。」

 

恐らくこういう回答が返ってくるであろうことは容易に想像できます。

でもね、

保護すべき対象は罹患当事者だけではないでしょう?

 

それに初動でミスってるんですよ、既に。

 

・前日に「通常通り登校せよ」と指示して、

・登校したら「昼には帰れ」「弁当は家で食え」

ですから。

そのオタオタ感が冷める間もないタイミングで

「我々に任せなさい」

と言われても、流石に無理があるんですよ。

 

 

 

もし、次にもう少しシビアな状況が発生したら

どうなるのでしょうね?

 

多分、今回のことが「無事に収まった」※意味深 ので

そんな次のこととか考えてないだろうな

というのが率直な感想です。

 

そして今回のことで、

自分たちで考え判断することの重要性

が再認識出来ました。

 

今以上に信頼感を失わせる状況が起きないことを祈ります。

 

 

追記

当日、学校の方針に従って子供を登校させてしまってから

「健康観察が必要な方への電話連絡」を受けた本人&保護者の方は

どんな気持ちだったでしょうね。

 

 

 

=========以下、当初の本文==============

 

子供の通う学校で、PCR検査陽性の生徒が出た。

学校側からの生徒/保護者向けメールで連絡が来たのだ。

 

学校からは現在調査中につき現状での判断は不可能とのことで、

 -とりあえず明日は登校して下さい。

 -但しご家庭の判断で警戒のため休む場合は欠席にはなりません。

ということだった。

 

子供に友人たちの様子を聞くと、登校する生徒が多いらしい。

 

 

状況を整理してみる。

・現状で判明している陽性者は生徒1名

・学年/クラス等の情報はまだ出されていない

・本人に症状が出ているのか、家族が罹患したのか等は不明

・その他の生徒への感染状況は不明

・学校は全学年で約15クラス

クラスター発生の状況も不明

・翌日(金曜日)中には保健所並びに学校側から何らかの追加情報が出る予定

・直近で「どうしても登校すべき」と考えられる状況は無い

・市内では4月下旬時点で二桁に昇る学校で陽性者が確認され
 その過半数が休校等となっている

・それらの学校で若年者への罹患率が高い変異株の割合は7割に達している

・本日愛知県にも緊急事態宣言適用の方針

 

 

判断

情報が少なすぎるため判断が困難ではあるが、若年層への罹患が懸念される変異株ウィルスの増加も背景にあり、特定のクラスで既にクラスターが発生している可能性も否定出来ない。

学校には15のクラスがある。

つまり15分の1の可能性でクラスターにビンゴすることも考えられるわけで、そのようなロシアンルーレットを子供には引かせたくない。

翌日(金曜日)あるいは週明けにはもう少し具体的な状況も見えるはずなので、とりあえず翌日は休ませ、様子を見ることとした。

 

 

登校する生徒が多いということで子供自身は若干不満気味なのですが、

「まー、そうは言っても大丈夫でしょ!♪」

という風には思えないのです、わたくし。

それって絵に描いたような正常性バイアスではないですか?

allabout.co.jp

 

「どうしても学校に行かないといけない」

という状況でもなく、しかも後は運良く土日。

 

よく見えてないけれど、ひょっとしたらヤバイかもしれない

という状況を前にして

「行ってよし」

とは言えません。

 

 

色々な状況があるとは思いますが、

いざ自分の身になると、難しいものですね。

 

みなさんの所ではどうでしょう?

 

 

追記

学校側は(諸般の事情からでしょうか)部分的な情報すら出してきません。

学校からの連絡はIDパスワードで保護された形で配布されます。

少なくとも現時点で

・どの学年のどの組のことなのか

・本人に何らかの症状が出ているのか

程度は分かるはずですし、それによって各家庭での判断も変わるでしょう。

 

「プライバシー保護」等は大事ですし、変なデマの拡散を防ぐことも大事ですが、家庭の側で状況判断するのに最低限必要な情報は、やはり出してもらいたいと思います。

 

 

追記2

具体的な学校名等については、学校側から現時点では秘匿して欲しいとの要請が出されているので表記を避けました。これもまた事の是非を考えると難しい部分がありますが、基本的には公開の方向に向かった方がいいのではないかなぁ、と自分的には思います。