先日、中判カメラのことを書いた。
フィルムカメラの頃は、120サイズのロールフィルムを使うハッセルブラッドやマミヤの中判カメラが「高画質用」という印象が強かった。
けれどデジカメの時代が始まって、35万画素とかの初期のデジカメが目指したのが「35mmフィルムカメラの画質」だったこともあって「35mmサイズこそがゴール」みたいな認識が広まったように思う。
でも実際には中判カメラは健在で、35mmサイズは「小型判」という事実は変わらない。高画質で大きな印刷等には35mmでは力不足な点も出てくるのだろう。
というようなことを考えていたので、
代表的なフィルム&センサーのサイズを並べてみた。
縦横比を含めて大きさの比率はかなり正確に作ったつもりなので、ほぼリアルなサイズ比較と思ってもらっていい。
中版カメラのフィルムは120サイズという6cm幅のロールフィルムを使っている。
それを9cm(概算)毎に1枚として使うのが6x9(ロクキュウ判・ブローニー判)。
4.5cm(概算)毎に使うのが6x4.5(セミ判)。
他にも6cm置き(つまり正方形)のロクロク判(ローライ判)
7cm置きのロクナナ判等々いろんなサイズがある。
自分としては
「プロが使う高画質用のカメラはこれらの中判カメラが基本」
で、
「35mmは手軽に持ち歩ける機動性重視の小型機」
という認識が基本にある。
なので昨今の「35mmフルサイズ」という表現に違和感が強いんですよね。
フルサイズって言うなら、やっぱブローニー判(6x9)でしょ。
と思ってしまう。
いっそ4x5判センサーで7億画素とか出てきたら面白いだろうな。
すごい値段だろうけど(笑)