先日アップしたこれ ↓ の更新版です。
データソースは前と変わらずこちら。
4/1発表のデータ(=3/31までの累積値)です。
東京の患者数が飛び抜けた状態ですね。
大阪もすごい状況で北海道を抜き去っています。
ただ、ここで考えないといけないのは各都市の人口。
東京は人口が多いので患者数の増加が激しくても当然なわけです。むしろ今までが少なすぎたとも言えます。
なので、人口10万人当りの患者数で見てみましょう。
※人口は総務省統計局の発表している平成30年の推計値を使っています。
グラフの様相が変わりました。
北海道がいかに患者数が多いかがよく分かると同時に、東京の患者数がこの視点で見ても多くなっており、北海道のそれを抜き去ってしまったことが分かります。
つまり
「東京は人が多いから」では済まなくなった
ということなのでしょう。
このグラフで、ここ2週間程度で大きく増えている8つの都道府県だけに絞って見てみましょう。
・東京 ・大阪 ・兵庫 ・京都
・千葉 ・大分 ・高知 ・福井
これらの地域での人口10万人当りの患者数急増が見られます。
患者の絶対数ではなく発生率が上がっているということですから、注意が必要かと思われます。
厚労省のデータは誰でも見られます。
素人の私達が出来るのは、公開された数字をちゃんと理解することぐらいでしょう。
マスコミの発表する「今日の感染者数は◯◯人!」とかで一喜一憂するのではなく、落ち着いて何がどうなってきたのかを掴むようにしましょうね。
※もちろん昨日も書きましたように「速報値」と「確定値」の意味を間違わないように理解・運用することが必要です。