先月6月11日にこういう記事を書きました。
↓
詳しくは記事を見て頂きたいのですが、
要は
「第4波!」と言われてるけど
陽性率は低い状態のままで落ち着いてるよね
という状況でした。
で、
あれから一ヶ月経って状況はどうなったかな?と見てみたわけです。
結果はこちら。
左が先月(6/11)、右が今回(7/15)のものです。
グラフの右端が延びたわけですが、ご覧になってどうでしょう?
PCR検査人数(*)に占める陽性者の数=陽性率は、若干増えているとは言え依然として低いレベルにあります。
*グラフ内では「実施件数」と表記されていますが、これはソースである厚労省のデータ(PCR検査実施人数:pcr_tested_daily.csv)内のフィールド名を改変せずに用いているためで、意味としては件数ではなく「人数」となります。
それにしても不思議なのは、
上段のグラフの赤い線=「入院治療を要する者」が
3月頃と同じ様に美しい曲線で増加に転じていることです。
やはりこの後も、1月・5月頃のような美しい山を描くのでしょうか?
以前の「入院治療を要する者」の波を見ると
ボトム(最低値)からピーク(最高値)に達するまで、
ざっと2ヶ月ほどかかっています。
今回のボトムは7月初旬ですから、ピーク予想は9月初旬でしょうか?
東京オリンピックは、1週間後の7月23日に開会式、8月8日に閉会式。
それに向けてグラフはこのまま上昇を続け、
閉会式から1ヶ月後の9月上旬にピークを迎える、ということでしょうか?
それともデルタ株の影響で、もっと早くにピークが来るとか?
そして、低い値で安定したままの陽性率は、
いったいどうなるのでしょうね?
【 追記、というかお願い】
各種の報道で
「陽性者数に見る65歳以上の方の割合が激減している。
これはワクチン接種の効果でしょう。」
と報じられています。
これについて、年代別の陽性率を見てみたいと思い
厚労省のサイト内でデータを探しました。
しかし、
・年代別の陽性者数
のデータはあったのですが
・年代別のPCR検査数
が見つかりません。
つまり分母(年代別PCR検査数)が分からないので、
年代別の陽性率が計算出来ません。
「65歳以上の陽性者数が減った」という状態は、
A:検査数(分母)がそれ以前と変わらないのに減った
例)100人中10人だったのが、100人中1人に減りました!(1/10やん)
という場合と
B:検査数(分母)自体が減ったから減った
例)100人中10人だったのが、10人中1人になりました!(一緒やん)
という場合が考えられます。
Aの状況ならば、確かに「減った」と言えますが、
Bの状況ならば「減ってない」可能性が高くなります。
A/Bどちらの状況なのかを判断するには、
年代別のPCR検査実施人数のデータが必要です
どなたかデータの在り処をご存じの方がいらっしゃいましたらお教え下さいませ。