思ったことなど置いてみる

写真とか料理とかバイクとか

おうちでガチ・マクロ

お題「#おうち時間

先日こんなのやってました。 

seki-albatross.hatenablog.com

 

この時 ↑ のマクロは、標準ズームレンズに付いているマクロ機能を使っただけの「簡易マクロ」とでも言うものでした。

なので、ここは一発「ガチ」のマクロを撮ってみようということで、引っ張り出したのがこれです。

f:id:seki_albatross:20200421010831j:plain

OLYMPUS AUTO BELLOWS

「オート・ベローズ」

マクロ撮影専用のジャバラ式移動台です。

 

若気の至りって怖いですよね。

これ買ったの、高校生の自分ですよ。

「なぜこれを買ったのだお前」

当時の自分に聞きたい。

で、これにカメラを装備すると、こんな感じになります。

まず本来のカメラであるOM-1を乗せてみました。

めっちゃ久しぶり。 

f:id:seki_albatross:20200421020842j:plain

で、現行機E-M1 mk2に換装します。

f:id:seki_albatross:20200421012238j:plain

おお、黒い(笑)

 

レンズがマクロ専用レンズじゃない(普通の50mm f1.4)ところが高校生の悲しさ。

顕微鏡に近いようなものすごい拡大は出来ませんが、実物の幅5mmを画面幅いっぱいに撮るくらいは出来ます。

 

オリンパスはもともと顕微鏡関連の会社(胃カメラの世界シェア70%)なので、この分野は大得意。

このオートベローズも本来のマクロシステムのほんの一部でしかありません。

当時の説明書に載っているマクロシステム全体像がこちら。

f:id:seki_albatross:20200421021711j:plain

 

これもう完全に素人の世界を超えてます。

「マクロ写真のすべてがたのしめます」じゃないですオリンパスさん。

 

 

さ、現実の世界に戻って、こないだの時計を撮ってみました。

f:id:seki_albatross:20200421015220j:plain
f:id:seki_albatross:20200421015051j:plain
モデルのセイコー5さん 直径38mmと小振りです

 

以下、左がそのまんまの「撮って出し」。

右がLuminar4で現像したもの。

※ファイル容量が規定(10MB)を超えたので一部再圧縮しています。

 

これは現像段階で少しフンワリさせてます。 

中央の紫色は光の加減で写ったもの。着色はしていません。

f:id:seki_albatross:20200421013546j:plain
f:id:seki_albatross:20200421013419j:plain
左:撮って出し 右:Luminar4現像

こちらはモノクロ化。

けっこう派手に色収差が出たので、色を抜いてみました。

f:id:seki_albatross:20200421014000j:plain
f:id:seki_albatross:20200421013853j:plain
左:撮って出し 右:Luminar4現像


これもフンワリさせてますが、かなり微妙な処理なので分かりにくいかも。

ピントの芯が抜けないように気をつけたつもりです。

f:id:seki_albatross:20200421014225j:plain
f:id:seki_albatross:20200421014230j:plain
左:撮って出し 右:Luminar4現像

どれも限界までは寄ってませんしマクロ専用レンズでもないので、普通のマクロレンズでも十分撮れる範囲かなと思います。

 

今のレンズ(50mm f1.4)で限界まで寄ると、こんな感じ。

f:id:seki_albatross:20200421015445j:plain

これで実物の横幅がだいたい5mm

あっはっは、ピントが甘いぞ。

 

 

久しぶりにオートベローズ出して楽しかったです。

これで撮影するのはもちろん三脚使うんですが、まぁ物々しくなること。

「あー、変なもの出してきたわー。」という家族の目が痛かったです。

 

でも楽しいからええんや。