映像(動画)の世界だとカラー・グレーディング(カラグレ)と呼ばれるもの。
要は「何某かのテーマ(表現意図)に沿った意図的なカラー調整」ですね。
静止画の世界ではカラグレというより「レタッチ」という言葉でひとくくりにされることが多いのですが、いわゆる色修正(例えば蛍光灯の光で緑がかってしまったりしたのを正常な状態に戻すこと。映像の世界だと「カラー・コレクション」に近いか。)とは違う位置づけのものです。
各メーカーのカメラが独自のカラー調整機能を持っていて、自分が使っているOMDSのカメラにも「アートフィルター」の名前で各種の調整が選べます。
そういうカラー調整は、基本的にはそのカメラ独自のものなのですが、
現像/レタッチソフトによってある程度近い処理をすることが可能です。
他社のカメラが搭載しているカラー調整で僕が好きなものとしては、
・SIGMAの「PowderBlue」
・そしてつい先日発表されたPENTAX(RICOH)の「里び」
が挙げられます。
SIGMAの「PowderBlue」についてはこちら
PENTAXの「里び」についてはこちら
で、この2つに近い効果を普段使っている現像/レタッチソフトである
Luminar4で再現出来ないものか?
と思いやってみました。
以下、上から順に「通常現像・PowderBlue・里び」。
「PowderBlue・里び」各々について何パターンかの再現を試みて、カラー調整パターン(Looksと呼ばれます)を登録。
そのLooksをそれぞれの画像に適用しています。
んー、PowderBlueは効かせすぎないようにするのがポイントかなぁ、、
里びというのはやはり自然というか、元の画像が色彩豊かなほど効きますね。
まだ追い込める要素はあると思っているのですが、
それなりにそれっぽい所には来れたかなと。
こういうのって
「くっ、そういう手(切り口)があったかくっそー」
とかもあるのですが(笑)、以前撮った写真とかを見直す機会になって楽しいです。
是非お手持ちのRAW現像ソフトでお試しください。