オミクロンの感染()が絶賛爆発中ですが、
東京都の感染状況について、ちょっと整理してみました。
整理に当たって、まず次のことを確認しておきましょう。
国(厚労省)や都が、感染状況の統計を取る基となるデータは
HERSYS(ハーシス:新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム)
です。
このHERSYSへのデータ入力の基となるのは、
です。
「別記様式6-1」内
18感染原因・感染経路・感染地域の③に
「新型コロナワクチン接種歴」の項目があります。
ここには、接種回数毎に「有・無・不明」の選択肢があり、
ワクチンの種類・製造会社・接種年月日のいずれかが不明の場合は
「不明」とされます。
「接種無し」の場合に不明が選択されることは、ミスでない限りあり得ません。
つまり「不明」として記録されている場合、
何らかの形で接種済みであることを意味します。
HERSYSの入力画面も、当然のこととしてこれに準じた物となっています。
これを確認した上で、都が発表している感染状況を見てみましょう。
以下の2月1日付けの情報を見てみます。
www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
この表にある「ワクチン接種状況(赤下線部)」について
次のように整理してみました。
問題点は、統計値に
10歳未満の子供たち=確実に接種していない層
が含まれていることです。
現状で10歳未満の接種者はいません。
つまり100%「接種なし」が確定しています。
この人数を加味してしまうと、感染者に於ける接種状況が
不鮮明になってしまいます。
※集計対象が接種可能な集合でないと割合を見る意味が無いから
ですので、当該人数を減じた場合の現状見る必要があります。
実に感染者の86.4%が接種済みということです。
ここで
「いや、それは接種済みの人が元から多いからだ」
という方が出てきそうですが、
2月2日首相官邸公表による国内の接種率は
1回以上接種者でも80.0%です。
つまり
接種者の方がより多く感染している
としか読み取れないわけです。
いったいどうしたことでしょう?
ワクチンの発症予防率(有効率)は95%とも言われていましたよね?
別の試算をしてみました。
国民の80%が接種済で、有効率が95%だった場合、
患者に占める接種者の割合は、どれくらいの割合になるべきなのでしょう?
このように
約20%程度に収まっているべき
ということです。
なのに
86.4%
細かな数字の誤差はあるでしょうし、
あくまで単純計算ですから諸般の変動要素を加えると数字は変わってくるでしょう。
しかし、あまりにも数値に開きがあり過ぎます。
いったい何が起きているのか?
について、見直しをする必要があると感じますが如何でしょう?