Lightroom 及び Lightroom classic に
AI denoise
が搭載されました。
既に各方面で評判ですが、
自分も手持ちのカメラでテストしてみました。
テストしたカメラは、
・OMDS E-M1 markII(フォーサーズセンサー・2016年発売)
・ 同 E-M5 初期型(フォーサーズセンサー・2012年発売)
・ 同 Pen mini E-PM2(フォーサーズセンサー・2012年発売)
・ 同 XZ-10(1/2.3インチセンサー・2013年発売)
・RICOH GRIIIx(APSCセンサー・2021年発売)
の5機種です。
あっはっは、最新機種はGRIIIxだけだねw
まぁ、ここ10年のカメラでテストな感じです。
ザーッと並べていきます。
左側が撮って出しJPG
右側がLightroom AI-denoise適用後です。
※各撮って出しjpgは最高品質(最低圧縮)、AI-denoiseは適用量70です。
ISO感度は25600で比較(※XZ-10のみ設定上限のISO6400)
・OMDS E-M1 markII(フォーサーズセンサー・2016年発売)
・ 同 E-M5 初期型(フォーサーズセンサー・2012年発売)
・ 同 Pen mini E-PM2(フォーサーズセンサー・2012年発売)
・ 同 XZ-10(1/2.3インチセンサー・2013年発売)
・RICOH GRIIIx(APSCセンサー・2021年発売)
細かく見ればあれこれあるでしょうが、
何かこれでよくない?!
としか感じられません。
参考にYoutubeでテストしている方の動画も置いておきます。
デジタルカメラのこういった処理を嫌う方もいらっしゃいますが、
フィルム(アナログ)とデジタルは根本的に異なる土俵です。
フィルム写真:薬品と化学反応の世界です
デジタル写真:コンピュータの世界です
なので、
フィルムカメラの価値観でデジタルを論じても
何の意味もありません。
道具としての成り立ちが違うのですから、撮影から完成までのプロセスも違う。
それを
「やはり『写真』というものはだね、
ノイズを消すだの 粒状感を足すだの
そういうもんじゃないんだよ。」
とか言ってしまう人は 放っておきましょう。
ノイズが軽減出来るということは
ISOで高感度が使いやすいということ。
それによって、特にシャッタースピードの高速化が図れます。
ちょっと前のデジカメですとISO3200とか6400辺りが実用限界でした。
しかし、
ISO6400までしか使えていなかったものが
ISO25600まで実用領域になるなら
露出で2段分稼げます。
(ISO6400 x2(1段) x2(1段) = ISO25600)
レンズの明るさに当てはめるなら、
F4.0のレンズが、F2.0相当に。
F6.7相当の超望遠レンズが、F3.35相当になります。
これまでシャッタースピードが1/125秒しか使えなかった状況で
1/500秒が使えるようになります。
これは超望遠撮影や、スナップ撮影の成功率を
大きく上げてくれるでしょう。
昨今のデジカメは価格が上がっています。
またフルサイズ信仰が進み、レンズも高額化しています。
しかし、こういった撮影後のデジタル処理によって
ちょっと前のデジカメでも実用領域が広がります。
最新機種とかフラッグシップにはそれなりの価値がありますが、
「フルサイズで最新フラッグシップじゃなきゃダメ」
ではありません。
IT技術を上手に使って
リーズナブルでフレキシブルな
取り組みをしてみましょう!