写真というかカメラというか、そういう物を趣味にしている人にも色々いるのだけれど、結構目立つのが「バックのボケ方」にこだわる人。
明るいレンズほど=開放f値が小さいレンズほど被写界深度を浅く出来るのでバックをボカしやすくなるわけですが、とにかくこれに拘る。
そして何故だが知らないけれど「きれいなボケ=一眼レフ」みたいな信仰に近いものさえ持ってる場合が多い。
基本的に
・開放f値が小さくくて
・広角レンズじゃなく、標準~望遠レンズで
・被写体が近い
ならバックはボケるから!
同じf値でも望遠になるほどバックはボケやすくなるから!
どんなに明るいレンズでも広角で被写体が遠いならバックはボケないから!
絞り羽根の形やレンズ形式によってボケの形は変わるけど、基本的にレンズの焦点距離と開放f値で決まることなので、
・一眼レフとか
・ミラーレス一眼とか
・レンジファインダー機とか
・コンデジとか
カメラ自体(というか主にファインダー)の形式/方式は基本的に関係ない。
(※注:センサーサイズは関係します)
きれいなボケの効いた写真を撮りたいなら、明るいレンズ(出来ればf2以上)で35mm換算50mm以上(目安)のレンズの付いたカメラがあればいい。
(50mm以下でもボカすことは出来るけど、出来る範囲が狭くなるから。)
一眼「レフ」じゃなくても全然問題ないし、そもそもボケ味なんて写真の要素の一つでしかない。隅々までピントくっきりが欲しい時だってある。
「カメラ買うなら一眼レフだって!」
「ミラーレス?あー、あれは初心者向けだね。」
こう豪語する人の意見には気をつけようね。