ブログやYoutubeをやっている人は多くいる。
その中でも何かについてのノウハウや知識について情報発信をしている人は多い。
自分も時々そのような発信をする一人でもあるのだけれど、
そういう時に気をつけていることがある。
1.「完璧」は無理だけれど、ある程度の情報精度は確保すること。
※発信する前に自分の知識が正しいかどうかを精査すること
2.用語について、略語等は出来るだけ使わないようにすること。
3.「てにをは」等(「◯◯が」とか「◯◯を」とか)を
出来るだけ省略せず、文章の理解に齟齬が生じないようにすること。
だが、
・これらのことを全く気にせず
・曖昧でいい加減な言葉を使い
・発信する自分の知識が正しいのかどうかを確認することもしていない
※明らかに間違った情報を平気で乱発してしまう
というようなブログやYoutubeチャンネルが散見される。
特にそれが
初心者向けのものは質が悪い。
ちなみに発信者が「初心者のために」と
善意でやっているかどうかは、全く関係ない。
情報を受取る側である初心者の多くは、情報の精査が出来ない。
というか精査をするための知識がないから初心者なのでもある。
「これは、こうなんだよ。」と自信あり気に説明されると
それが間違っていても
「わかりやすい!」
と受け取ってしまう。
本来は前提知識や前提スキルが必要な難しいことでも、
「こうだよ」と簡単に説明されると
「簡単なんだ!」
と受け止めてしまう。
そして一旦そういう情報がインプットされると、
本来の正しい情報を受け止めることが難しくなる。
(だってもう「わかってる」から)
これがバイク関係等の情報だと、ケースによっては危険な状況を招く事もありえる。
発信者の気持ちとは関係なく
情報は一人歩きして
受け手側に誤解や混乱が広がる。
例1)
先般も書いた免許区分の話でも書いたが、
「◯◯cc以上」と「◯◯cc超」は違うし
「◯◯cc以下」と「◯◯cc未満」も違う。
高速道路を通行出来ないバイクは
125cc以下(125cc未満じゃない。125.0ccぴったりはダメ。)。
高速道路を通行出来るバイクは
125cc超(125cc以上でも126cc以上でもない。
125.0ccぴったりはダメ。125.01ccはOK。)。
※実際のバイクの排気量が124.8cc等の半端に少ない数字になってるのは、円筒形のシリンダー容量を計算上「ぴったり125.0cc」に設計するのが困難なのが主な理由だ。間違っても「法律で『未満』と決められているから」ではない。
例2)
青信号の意味は「進め」という命令形ではなく
「直進し、左折し、又は右折することができる」という許可の形だ。
これによって「状況によっては、進まずに止まる。」というのが基本になる。
間違っても「信号が青だから進まなきゃ」ではない。
そんな細かいこと、どうでもいい?
もちろん分かってる者同士が世間話をするなら適当で全然問題ない。
だが初心者向けに「教える」場合はあかんやろという話。
特に法律絡みの言葉とかはややこしくて分かりづらいからこそ、初心者向けの情報としてまとめるならばある程度は精査すべきと思う。
※「法律とかそんなん気にせんでもええんやで」なら、もう論外
いい加減すぎる情報発信には、気をつけようね。