思ったことなど置いてみる

写真とか料理とかバイクとか

新型コロナウィルスについて

TVをつけると新型コロナウィルス関連のニュースや特集だらけだ。

罹患された方の一日も早い回復を祈りつつ、思うところを書いてみたい。

 

どの番組を見ても共通しているのは

・いったい何なんだ?

・どうすればいいんだ?

・国や医療機関は何をしているんだ?

といった問いかけと、それに回答する専門家という図式だ。

 

自分も不安なので、気持ちとしてはもちろん分かるのだけど、この新型コロナウィルスが発見されたのは、一般社団法人日本環境感染学会によれば

2019年12月に中国湖北省武漢市での発生が確認され、2020年1月にウイルスが発見されました。 

ということらしい。

www.kankyokansen.org

 

まだウィルスが発見されて
1ヶ月ちょっとしか経っていない。

 

自分は医療の専門家ではないけれど、

1.新しく発見されたウィルスの性質を調査して

2.有効な治療方法をいくつか特定し

3.そのノウハウや治療薬・設備を整え

4.全国の病院・薬局にそれらを配備する

という工程が、たったの一ヶ月で整うわけはないだろう。

 

恐らく現状は、上の1~4の「1」さえ終わってないと思う。

要は

「正体不明でわからないもの」

なのだと思う。

 

以前から繰り返し書いているけれど、

人は「わからないもの」が怖い。

もちろん自分もわからないものは怖い。

 

怖いから「わからないもの」「わかるもの」にしたい。

何でもいいからわかりたい。

この思いが独り歩きして、各種メディアでも

「わかって安心したい」

「だからわからせてくれ」

「安心させてくれよ」

という思いが暴走しかけているように思う。

 

医療関係者に対しても、

「お前ら医者だったら患者を安心させろよ」

等の声があがる。

 

でもさ、まだ1ヶ月だから。

わからんものは、わからんから。

プロだろうが専門家だろうが、最低限の時間は必要だから。

 

わかってないものを「わからせろ」と言うのは無理がある。

であれば(怖くても)「わからない」という状況を受け入れて

「わからないものに対する行動」を取るしかあるまい。

 

わからないのだからリスクも不明

リスク不明なものに対するには、最高レベルのリスク対策を講じるしかない。

 

但しリスク対策に必要なリソースは有限なので優先順位が必要になる。

出来るだけ早く

出来るだけ高度な対策を

優先順位をつけて実施していく

のがベストな方向性なのではないかと思う。

 

間違っても

・被害状況を見ながら徐々に対策レベルを上げていく

という後手に回るような方向性にならないことを祈る。

 

どんなに叫んでも、

たったの1ヶ月で安心材料など揃いはしないのだから。

 

 

 

※こういうことを書くと

「そんなの正論・理想論だ。正論だけで世の中は回らないんだ。」

というバッシングが来がちなんだけど、

その正論さえ認識されてない状況が目の前にあるから敢えて書いている

ってことをわかって欲しいんだよね。