ツイッターのタイムラインを見てたら、こんな話が流れてきました。
コロナによる死亡者数は約2,000人強ですが、
例年のインフルエンザによる死亡者数は約3,000人強です。
つまりコロナの死亡者数はインフルに比べ3分の2程度。
ですからそんなに騒ぐことなく普通に暮らせばいいのです。
パット見「え、そうなの?」と思いそうになりますが、
これ、変ですよね?
今季のコロナとの比較対象が「例年の」インフル。
なぜ「例年」?
今季のインフルはどうなってるの?
とWebをザックリ見回してみると
三密を避けたり手洗いうがいの履行によって、
今季のインフルエンザによる死亡者数は
2019年の実績に比べて1%以下にまで減ってるっぽい。
参考サイト(他にも諸々ありました)
インフルによる今季の死亡者数が「例年」の1%に減っているとすると
コロナ対策をやめた場合=諸般の状況を「例年」に戻した場合
コロナによる死亡者数は単純計算で100倍になるはずですよね。
コロナによる死亡者数約2,000人強 => 100倍なので約200,000人(20万人)
インフルエンザによる例年の死亡者数=約3,000人強
コロナによる死亡者数=インフルの約67倍
やばいでしょ!
よく「数字は嘘をつかない」という人がいますが
数字は嘘つきです
今回のケースのように
前提条件が異なる(「今季」と「例年」の比較)とか、
分母が明示されない統計値などは、非常に危うい数字だと思います。
ニュースとか見る時は、一人で判断しないで
みんなで「これ正しいか?」とチェックする方がいいですね。