思ったことなど置いてみる

写真とか料理とかバイクとか

最近の若い子は、、、

仕事の上で、上司がよく言うセリフの一つに

「最近の若い子は、言われたことしか出来ない。」

というのがあるようです。

 

これについて

「言われたことは出来てるんだからいいじゃん」

「え、言われたことが出来る?。てか凄いよねそれ。」

という解釈をしている方もいるようですが、

このセリフ、そういう意図じゃないと思うんですよね。

 

 

 

例えば、上司から

「これ、コピー頼むわ」

と書類を渡された場合に、

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.「何部必要か」
  「いつまでに必要か」
  等を自分から確認して仕事を進める部下

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 .「はい、わかりました」とそのまま一部だけコピーを取って、

  順番等もそのままでクリップ留めさえせずにポンと返す部下

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の二通りのケースがあると思うんです。

 

 
冒頭の「最近の、、、」という場合、
 ・上司は1の対応を期待していて
 ・部下は2の対応で応じている
ということが多いように思います。

 

そして、

「上司が1の対応を望むなら
 最初から部数や期限も指示すべき」
という声が上がるのは容易に想像出来ます。

 

それも確かに一理あるだとは思います。

指示は具体的な方が良い(゚-゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン

 

 ただ、仕事の指示を巡っては

・指示を出す側の責任 があるのは当然ですが

・指示を請ける側の責任 もあります。

 

指示する側に

出来るだけ細かく具体的な指示を心がける責任

があるのと同時に

 

指示を請ける側にも

不明点等を確認して確実に実務をこなす責任

はあるでしょう。

 

 「自分が請けた仕事に対する責任」

と言い換えてもいいです。

 

そして、

指示を請ける側には何の責任も無い
ということだけは断じてありません

 

 

「最近の若い子は、言われたことしか出来ない。」

 というのは、

「こちらの指示に対して、

 部下自身が考えたと思える

 リアクションが返ってこない」

ということではないかと思います。

 

  

・上司の指示はプログラミング言語じゃない

・あなた(若い子)はコンピュータではない

 

従って

上司の指示に対して、構文エラーを返す(指摘する)のは

間違いです。

 

指示を請けた側の責任に於いて、

 

・請けた指示の内容を吟味し

 

・不明点について整理し

 

・自分なりの理解をした上で

 

・不明点や自分の理解について、指示者に対して確認する

 

という必要があります。

 

 

 

どうか、「ヒト」を捨てて

コンピュータに成り下がらないでくださいね。