「そんなの◯◯に決まってるじゃん」
「TVで専門家が言ってたよ」
「専門家でもないのに分かったようなことを言うな」
いろいろな話題の中で、そういう台詞を耳にしたりします。
さて、何かについて話をする時、
その詳しさにはいくつかのレベルがあると思うのです。
例えば「季節」。
夏は暑くて日が長い。
冬は寒くて日が短い。
何で?と訪ねた時に、、、
レベル1:「そんなの常識、当たり前。」とは答えるが、説明は出来ない。
レベル2:「どうしてそうなるのか」について、ザックリ説明が出来る。
北極南極地域・温帯・赤道での違いも説明出来る。
レベル3:太陽からの電磁波量や地球との距離、地球の大気層での
諸現象に伴う蓄熱/放熱等について細かく分析している。
これは次のように言い替えることも出来ます。
レベル1:「先生が言ってた」レベル。
「知ってる」だけで何も理解していない。
非科学。信仰に近い。
レベル2:科学の入り口。
基礎となる概念を理解している。
しかし専門領域ではない。
レベル3:科学の専門領域。研究レベル。
身近な話題だと、、、
写真の世界なら
「RAW現像って何がいいの?」
「一眼レフのカメラって綺麗な写真が撮れるの?」
「レンズのf値って、何で中途半端な数字なの?」
昨今のワクチン系の話なら
「ワクチンって、何なの?」
「mRNAワクチンって、それまでのワクチンと何が違うの?」
「発症防止の有効率95%って、どういう計算なの?」
そういう質問に
どこまで答えられるか?
と考えてみて下さい。
少なくとも「レベル2」くらいの回答が出来なかったら
自分は理解ってない
と思った方がいいです。
そしてそれは同時に、
「レベル2ごときは『専門的』な話ではない」
ということでもあります。
そんなのを「専門」と言ったら、専門家の人に怒られます。
しかし一方で「専門家が絶対に正しい」ということでもありませんが。
何にしても、レベル2が話の入り口。
考えたり意見を言うのはそれから、だと思います。
追記1
レベル1みたいな人ほど他人を馬鹿にして頭ごなしに相手の意見を踏みつけます。
要は「ちゃんと説明出来ないので頭ごなししか出来ない」というのが実態なのですが、そういう人は意外に多くて面倒くさいので「スルー」が一番なのでしょうね。
追記2
私にもっとスルースキルを下さい ( ̄▽ ̄;)